この涙が、いつか君の笑顔に変わるように

苦があるから楽があるのは事実なんだろうな。

楽のみなら、それがフツーな訳でプラマイゼロ。

苦しみがなきゃ芸術ってのはとっくに滅びてるよね。

文学なんて書くこと何もないよ。

もし金を無限に持ってたら?買いたいもん買って、やりたいことやって、行きたいとこ行って。全部終わった、その先は?

無い金をやりくりするから、たまに奮発した時の飯がうまい訳で。旅行が楽しい訳で。迷った末に選んだゲームが楽しい訳で。

無いからこそ、手に入れた時に嬉しい。何だってそう。

逢えない逢えない日々の中で、たまに逢えるから至福を感じられるんだ。

そう思うと、今まで感じたすべての悲しみにさえ「ありがとう」と言いたくなる。