好きな人が振り向いてくれたとしても、いつか嫌われるかもしれないことが怖い。それが一番嫌だ。
だから相手に対して深く踏み込んでいかないんだろう。初めから何もなければ喜びも痛みもなく、プラマイゼロだから。
人の心ほど移ろうものはない。変わってしまう心が怖くてしょうがない。
結局、この世界で一番信用できるのは自分自身だけ。どんなに綺麗ごとを言っても、人は死ぬまで一人きり。
解った気になっても、相手のこと何も解ってない。解らなくても当たり前のように人は傍にいて、日々暮らしていく。
そんな日常の繰り返し。
辿り着くべき場所さえ知らず、道草を続けていく。