村上春樹/糸井重里の『夢で会いましょう』を読了。
カタカナ言葉をモチーフとした、両名によるショート・ショート。
村上春樹のいつも通りの世界観に、全く引けを取らない糸井重里の独自世界。
文末に、村上のmマーク、糸井のiマークがあり、どっちが書いたか解るようになっている。
最後の最後までどっちが書いているのか、読んでいて解らない作品もあった。
糸井重里は小説家じゃないから、細かいことを言うと文章の組み方にケチをつけたい部分もあったけど。
そんなものは気にならないくらいの、アイディアの勝利。
文章自体が完璧であっても、中身が面白くないのでは何の意味も無いしな。
物語は、面白くてわくわくすれば、それでいい。
久々に、本気出して小説が書きたくなった。
23の今、どれだけ書けるようになったのか。
あるいは、どれだけ書けなくなったのか。
確かめてみるのも、悪くない。