もう居ない誰か、いま居る誰か

誰かを憎んでも、何かを怨んでも、虚しい。

憎もうが、怨もうが、今の私が幸せになる訳じゃない。

幸せは、負の感情と対極の位置に漂っている。

どうすればいいのか、いつも解らなくて。

いや、本当は解っているんだけど。

上手くはいかなくて。

頑張って。

頑張って。

やっぱり、ダメで。

途方に暮れるしか無くて。

そうやっていつも、自分の無力さを思い知って。

全てを諦めるには、まだ若い。

全てを悟るには、まだ若い。

こうしている間に、最後の若さが消えていく。

後悔をしない為には、日々100%を出し切るしかない。

これ以上は出来ないくらいに、全力で生きていく。

そうやって暮らしていけば。

また、倒れても。

もう二度と、起き上がれなくなっても。

少なくとも、後悔の念は無かろうや。

どうする?と、自身に問えば。

即答が出来ない自分の頬を、ぶっ叩きたくなる。