運命の輪

人生は全て、予め決まっていることを辿っているに過ぎない。

たまに、そう思う。

出来すぎている。何もかもが。

振り返って考えれば、良いことも悪いことも偶然とは思えない。

不思議というか、奇妙というか。

そもそも、こんな宇宙が、生命の発生する状況が、偶発的に起こり得るとは考えられない。

だって、物凄い低確率なんでしょ?天文学的な数字になるだろう。

荒唐無稽だと、非科学的だと、くだらない冗談のように扱われている、現在の神。

私はこの奇跡そのものを、神と呼んでもいいと思う。

神が居ても、居なくても。私が今こうして生きていて、この文章を書いているという事実は、途方もない奇跡なんだと。

でも、今の私は幸せだろうか?

奇跡を感じると同時に、考えてしまう。

だからって私は、全然幸せじゃないけど!!って思っちゃう。

何だかそうやっていつも、無限ループな輪の中をぐるぐる回っている気がする。

迷える、運命の輪。

どこに繋がる?

人生の輪。