孤立無援

誰も助けてくれないってことは、最初から解ってたことだろ。

誰もが皆、1人きりで生まれて、1人きりで死んでいく。

人間は、等しく孤独な存在。

泣きながら、産まれて。

泣きながら、生きて。

泣きながら、死んでいく。

流れ落ちる涙を誰かがぬぐってくれたとしても、孤独感が消える訳じゃない。

でも――――

それでも、人に触れたいな。

抱きしめたいな。

それは、本音だよ。