容赦なき変容の途上で

地を這う時は、忌み嫌われ。

殻を纏っては、見向きもされず。

羽を得ては、嬉々とされ。

眼に見えない本質は、何ら変わっていないのに。

眼に見える外見は、変貌していく。

姿が変わっても、同じ気持ちで居られるか?

視覚で捉えられない心は、怖れで溢れ返っている。

私も、君も。

いつか、時が移ろいで――――

変容の定めは、誰もが宿命的に背負っている。