もはや、流れ星に何を願えばいいのかさえ

こうなればいいと思う事と、それとは全く違う、ああなればいいと思う事。

2つの願いが、同時に叶う事は無い。

どちらかだけが叶っても、私は多分煮え切らない気持ちになる。

自分の感情だって、まともに解ってやしないのに。

他人の事なんて、解る訳が無いだろ。

想いを、気持ちを、感情を、全て数値化できればいいのに・・・。

その数値を見れば、何が一番なのか一目瞭然。

いや、面白くない。

それだと、何も面白く無い。

マンガや小説を読んでいて、登場人物の心理パラメーターが逐一表示されていたら、本をぶん投げたくなるよな。あまりにも、馬鹿らしくて。

結局の所、こういう訳の解らんモヤモヤが。

芸術になり、文学になるんだよなーってさ。

この訳の解らなさを、深層心理では楽しんでいる部分もあるだろう。

考え悩むのが嫌いな人間は、純文学なんて読まない。

まぁ、だからと言って――――

当事者たる、自分自身にとっては。

ニコニコ笑顔で、クリア出来るような問題じゃない。

この前、某同僚が「シズクさん、笑顔の方がいいのに」とか言ってたが。

大体からして、人生ってのはシュガーレスなんだよ。

砂糖漬けで甘やかされてたら、戦えなくなんだろうが。

恋愛でさえ、ハニーシロップかと思って飲んでみれば。

致死量クラスの劇薬だしな。

いつでも神経を張り詰めて、真剣で斬り合う時のような精神状態に置かねば

全ての生き物は、等しく死と隣り合わせで在る事を、忘れては成らない。

本当はさ・・・馬鹿になって楽しくやればいいのにさ・・・解ってんだけどさ・・・何でいつも、過酷な道を自分で選んでしまうんだ?

・・・。

流れ星が見えたら、シズクが明日には消えてますようにって。