首の皮一枚

毎日、死にたいと思う。

毎日、辞めたいと思う。

でも何故か、首の皮一枚で思い留まる。

それは、やはり・・・。

人間という存在が、悪意だけで成り立っている訳では無いからだろう。

優しさや、愛や、希望を感じさせる何かが在る。

どんな人にも、どんな時でも。

自分でさえ、悪には成り切れない。

他者を完全に切り捨てて、独善的には生きられない。

・・・。

1人で両手を合わせても、輪を作れるけど。

2人で両手を繋ぐと、もっと大きな輪に成る。

それがどういう意味なのかって、解ってはいるけど。

・・・。

自分はクズだと思う、でも好きに思える時も在る。

他の人間も大多数はクズだと思う、でも好きに思える時も在る。

いつも、いつでも、同じ事の繰り返し。

・・・。

誰かと相思相愛に成ったら、依存し過ぎて溺れると思う、多分。

一度思い込むと、徹底的に固執する癖がある。

人間は、お前に都合のいいおもちゃじゃ無い。

もうしばらく・・・この先もずっと、恋愛感情は押し殺しておいた方がいいかもな。

でも、ね。

栓をして、押し込めて、全体重をかけて何度も何度も、執拗に踏み潰しても。

それでも想いが際限なく溢れ出して来るのなら、その感情は本物だろう。