アカルサハ、ホロビノ姿デアロウカ。人モ家モ、暗イウチハマダ滅亡セヌ

太宰治の『惜別』を読了。

最近は、以前ほど本を読んでいない。

理由は色々あるが。

第一には、長文を読むには疲れ過ぎている。

何もやる気が無い、在るのは時間だけ・・・という時。

買い溜めして積んである太宰を、手に取る。

ページを繰っていくと、少なからず心は安らいでいく。

薄っぺらい言葉に、金も時間も投じる気は無い。

私は、本物の言葉にしか興味が無い。

最近の書籍は軽すぎて、読んでいるとぶん投げたくなる。

実際あまりのくだらなさに、壁に叩きつけた事も在る。

文章とは詰まり、心の投影。

人間としてのレベルが、そのまま映し込まれている。