いざという時、本気で庇えるのは、たった1人だけ

“自分にしか、興味が無い”

この言葉を、どこかしらで目にする度に、ドキッとする。

まさに、私の事であるから。

・・・。

“いざという時、本気で庇えるのは、たった1人だけ”

これは、自分も含め1人という事だ。

以前に書いた『今でなければ、二度とめぐって来ない』という小説は、いざという時に、自分を犠牲にしてまで他人を助けられるのかをテーマに書こうと思ったんだが、書いていくうちに過去との対峙という流れに変わっていった。

だって答えなんて、出せる訳が無いし。

その時になってみなきゃ、自分がどう動くかなんて・・・。

自分自身が、世界で一番可愛いしね。

99%の他人なんざ、本当はどうなろうが、何とも思っちゃいない。

私をこんな目に遭わせた、今なお苦しめ続ける人間共を、私は絶対に許さない。

許さないから、どうなるって訳でもないが。

余計に、苦しむだけだしな。

・・・。

傷つけられるのが、人によってだけなら。

救われるのもまた、人によってだけなのだと。

・・・。

好きと嫌いは、常に同じ比率で変動する。

好きなら好きなだけ、嫌いになった時に傾く。

嫌いなら嫌いなだけ、好きになった時に傾く。

振り子の原理。

繰り返す、メトロノーム

・・・。

自分より好きな誰かが出来たら、人間性が変わるだろう。

それはつまり、何の躊躇いも無く、自分の命を投げ打てるという事。

今はまだ、無理だな。

この世界の、誰に対しても。