ピント

有名な騙し絵に、ルビンの壺ってのがあって。

焦点を合わせる場所によって、壺にも見えれば、向かい合う人にも見える。

どちらに見えてもいい。

正解も、不正解もない。

世の中に、正解がないのと同じ。

たった1つの真実に拘ると、苦しみ続けることになる。

別にルビンの壺が、壺にも人にも見えなくてもいい。

〜で在らなければならないってのは、もれなく思い込みだから。

単なる、ニュートラルな現象だっていいんだ。

そこから始まる、新しい価値の創造。

人が持つ可能性を、根こそぎ摘み取ったって。

いくらでも芽吹き、新しい花を咲かすだろう。