迷子と世迷いごと

ちょっと最近、世捨て人な感じになってたけど。

急激に悟れる訳もなく。

劣悪な世相とは裏腹に、一部の人間達は悟りのバーゲンセール状態で。

究極的には、ただ純粋に自分が信じたいものを信じればいいんだけどさ。

まぁ、いいわ別に。

何もかも全部ひっくるめた上で、私はやりたいようにやる。

誰の言葉にも惑わされないし、誰の指図も受けない。

何が本当に正しいかは、1から100まで私が自分の眼で見極める。

今、気負いはない。

自殺願望はなくなったが、生存欲が希薄になった。

世界を責める気も、自分を責める気もない。

結局は今までずっと、我執の虜だった。

自分が!自分が!正しいのは自分だ!世の中が間違ってる!・・・消えた。

そういうの、もう消えた。

今まで自分が自分で在る為に、色を重ね過ぎてしまったんだ。

上塗りの上塗りの上塗りで、もう滅茶苦茶。

だから、そういうのは終わりにして。

もう一度、白紙に戻る。

ニュートラルに切り替えて、冷静に世界を眺めて見る。

本当は自分に、自由意志が何一つないんじゃないかって、気付いた時から。

もう、何もかもに拘らなくなった。

この前、「銀閣寺に隠居したい」なんて、冗談のような本音を言ったけど。

こうなったら、世捨て人なんざ気取ってないで。

いっそ今まで以上に、世俗にまみれてやれ!って感じなんだ。

もうとにかく、楽しみたいんです。

人生から楽しみを取ったら、何が残るってんだ?

絶望と悲哀、怒号と戦慄だけじゃないか。

好きなように生きるんだ、好きなように。