ふとした瞬間に芽生えた疑念は、知らず知らず肥大化していく。
いくら大きく膨れ上がろうとも、そこに意味を持たせなければ関係ない。
膨れたければ、何処までも膨れ上がればいい。
やがてパチンと弾けて、消え失せる。
人間の脳は、どうでもいい事にまで一々構っちゃ居られない。
関係ないなら、関係ない。
アメリカの大統領選挙みたいなもんだ。
勝手に盛り上がって悲喜交々やってろや。
疑念という自分とは何の関係もない事柄が、何となく浮かんできた。
それ以上でも、それ以下でもない。
どうでもいいことは、どんどん忘れる。
朝の星占いなんて、1分後には綺麗さっぱり忘れるように。
常に肝要なのは、その事柄に意味を持たせるかどうか。