罪と罰

自分が被害者であると認めるのは簡単だけど、自分が加害者であると認めることの方が遥かに苦しいんだな。それがよく解ってきた。

自分に都合の悪いことは、本能が忘れさせようとする。だから自分には何も罪がないのだと錯覚してしまう。

ひたすら善良に生きて来られた訳がない。誰もが被害者であり、それと同時に誰もが加害者なのだ。状況と程度の差はあれど。

余りにも矮小で憐れだ。けれども、それが人間というものだ。

その事実に対して、とっくりと向き合わねば成らん。