徒労

最高にしたハードルを飛び越えるのは、苦労に見合う歓びだろうが。

高ければ高いほど、下を潜って終わらせたくなる。

絶望的な苦難を乗り越えても、誰も褒めてくれない。

それどころか、誰も初めから見ていないのが殆どだし。

人生の大部分は、人知れず終わるイベントばかり。

苦しみの持って行き場もない。

負の感情は、溜まりに溜まる。

それらが昇華されることは稀で、多くは自分の中で燻り続ける。

人生を端的に表すには、徒労という言葉が最適だろう。