中庸

「善」という思い込みがある。

「悪」という思い込みがある。

何かを善だと思うことにより、対立的な悪という概念が生まれる。

いつ何時も、中庸で在ることは難しい。

難しいが、真ん中に立っていることが最も苦しまずに済む。

何も握り締めず、手の中はいつも空のままで居られる。

拘らないから全てを許せる。

許せるから全てに拘らない。

そういう境地に立ってみたい。