26年目の委員長

誰もが皆、自分だけの基準を常識だと思って生きているんだから、感覚の相違は仕方ない・・・というのは、綺麗事でコーティングした建前。

でもね、やっぱりね、許せんもんは許せんのだ。

勝手に風紀委員長の腕章を付けてしまう私は、いつも自分だけのルールに縛られているのだし、「もうこんな生活は御免だ」と破き捨てても、また新しい腕章を付けてしまう。

難儀な性分だから、他人よりも苦労するんだ。

解っちゃいるけど、止められない。