切り捨てる、切り捨てられる

フェイスブックで、友人の友人みたいな一覧が見られるので眺めていると、中にはもちろん昔の同級生なんかもいる訳だけど、この連中とはもう一生会うこともないんだろうなと思うと、自分が経験してきた過去の出来事とは一体何だったのかと、感傷にも似た念を抱かずにはいられない。

まぁ、少しずつ交流の薄かった人らにも友人申請を出そうとは思っているけど、全てのピースが埋まることは有り得ないし、大半は初めからいなかったも同然の如く、切り捨てられていく。当然、自分自身も切り捨てられた一人に違いない。

何かを選ぶということは、他の何かを切り捨てるということなんだ。

人が両手で抱えられる量も、人生の時間も、全ては限りあるもの。

遅かれ早かれ、人は何かだけをいつか選び、その他の選択肢を全て捨て去る。

自分が切り捨てられる側の人間になったとしても、それは受け入れるしかない。