文章の量感と、会話の量感

文章と会話は、似ているようでだいぶ乖離がある。

これは私の偏見だが、文章はやや説明不足であっても、短い方がいいと思う。

対して会話には、不必要と思われても、多分に添えてやるのがいいと思う。

文章には想像の余地が欲しいので、情報をやたら滅多に詰め込み過ぎず、必要なことを若干は省いてもいいのだが、会話で必要なことを省くと、明確に意味が通じなくなってくる。

会話は同じものを同じだけ、同様にイメージを共有する必要がある。これがズレてくると次第に会話が噛み合わなくなり、つまらない会話に終わる。

文章は、静かに短く美しく。

会話は、無駄に多く楽しく。