マンションの話4

来年2月に入居予定のマンションが仕上がったので、内覧会に行って来た。

もちろん新築のマンションに住めるのは嬉しいんだが、今後はこの部屋を一人で背負っていかなければならないと思うと、やっぱり気が重いな。

考えれば考えるほどプレッシャーになるから、あんまり考えないようにはしているんだが、鍵の引き渡し日はどんどん近付いて来るし、実際に住み始めれば何やかんやで金は湯水のように消えていく訳だし、嬉しいようで苦しい。

全くの健康体ならともかく、このザマだからな。ハンデをいくつ抱えれば気が済むんだっていう、最悪のコンディションは相変わらずだ。

貯金はマンションを買うに当たって全て吹き飛んだし、後には引けない。

今住んでいる家は遠からず手放さなければならないし、マンションが私にとって終の棲家となる。否応なしに、管理せなアカン。

神は私に、いくつの試練を用意すれば気が済むのか。

食いしばる歯が砕け散っても、生き続けねばならんのか。