生きることについて語るときに私の語ること

生きている間に何かを為さねばならないと思うと、人生は苦しい。

だが、何かを為さねばというのは強迫観念だ。

人生において、何かを為す必要はないし、何者にも成る必要はない。

ただ、生きてさえいればいい。

途中でギブアップすることなく、最後まで完走できればそれで充分だ。

生きていれば、結果的には何かをすることになるし、それが人のためになることもあるが、それはあくまで結果論的にそうなっただけだ。

ほとんどの人間は、ただ生きているだけで誰かに迷惑をかけるもの。考え方も違えば、価値観も違う。そういう人間同士が共生するのだから、他人に不快に思われることもあるのは当然の話。

けれども逆に、何も意識せずとも人のためになることもある。

人は皆、他人から見れば善人でもあり悪人でもあるのだから、悩んでも仕方ない。

何も考えず、気の向くまま、思うままに、どこまでも進んでいけ。