飽きたら変わる、飽きなくても変わる

ずっと夜でいいと思っていたけど、それもまた飽きるんだよな。

どんなに好きでも、大体は飽きる。

夏が続けば冬が恋しくなり、冬が続けば夏が恋しくなる。

ずっと同じというのは、酷く退屈なものだ。

幸いなことに、全てのことは移ろっていく。

変わっていないようでいて、全てのことは寸分の躊躇なく変わっていく。

しがみ付いても、すがり付いても、一時も待ってなどくれない。

良いも悪いもない。

世の中にはただ、“変化”だけがある。

全ては変化していく“過程”であって、実体はどこにもない。