想像上の理想郷

完璧を求めれば求めるほど、完璧からは遠ざかる。

この世に完璧な球体が存在しないように、完璧というのは机上の空論なんだ。

想像上の産物を、いくら求めても手に入る訳がない。

どれだけ頭の中に理想郷の図面を引いても、それが実現することはない。

儚く消える花火にすら劣る。一秒たりとも具現化することはないのだから。