パソコンの話

昨日、何の兆候もなく、急にパソコンがぶっ壊れた。

まぁ、お釈迦になったVistaは実に9年もの長きに渡り使用していた為、いつ使用不可になってもおかしくはない状態ではあったのだが、来春のサポートが切れるまで使う気でいた。

そしてデータはすべて消し飛んだ次第である。

悔やまれるのはiTunesに入れておいた1万曲を超す楽曲の数々だが、これはもう仕方ない。この前iPod classicも色々と限界がきて捨ててしまったし、アップルから離れるいい切っ掛けかも知れないな・・・と思うことにする。正直、Walkmanの方が私は好きである。あの圧倒的な容量が魅力でiPodを使っていたが、今は若い頃ほど音楽も聴かないので、ある程度の容量で構わないのだし、音質の方がよっぽど大事だ。

そんなこんなで、Windows10である。今まで死ぬほど低スペックなパソコンを使っていたので、容量1テラ、メモリ4ギガなど、まるで夢のようである。しかもテレビまで視聴できるというではないか・・・家族に私のテレビを持って行かれたばかりだったので、これは実に有り難い話である。

パソコンの代わりにスマホを買うという選択肢もあったが、私はやはりガラケーとパソコンを使う方が性に合っているようなので、スマホは諦めた。諦めたというより、時期尚早と言うべきか。

スマホでブログの長文を書ける自信もない。

いずれはスマホに・・・とも思うが、それが5年後なのか10年後なのかは判然としない。少なくとも私のガラケーは、あと3年はもつだろうし、その時にガラケー市場がなお健在であるなら、敢えてスマホを選ぶ理由があるだろうか。

世の中は尋常ではない速度で過ぎ去っていき、私はいつも時代の潮流に取り残されるばかりである。

まぁ、別にそれでいいのだろう。

スマホを私が手にする頃には、スマホすら時代遅れになっているかも知れない。

新しいものは、日進月歩の快進撃で生み出されていく。

古くなればすぐに見捨てられ、誰も意に介さず過去の遺物となる。

大切なのは時代のトレンドにしがみつくことではなく、己のスタンスを保つことだ。

泰然自若で構えていれば、急流に飲み込まれてしまうことはない。