知らぬままに終わっていた日々

いや、あいみょんは殺伐キッズの同類じゃなくてただのリア充かな。

やっぱりね、満たされたことのある人にしか書けない歌詞ってあるわけさ。逆に俺みたいに満たされなかった人間にしか書けない文章もあるわけさ。苦しみ、不幸、あるいはそれは、麻枝のような歌詞として昇華される。

若いうちの苦労は買ってでもしろだなんて誰がどの口で言うんだ。その苦労いつ終わるの?それで何が得られるの?失ったもんの方が遥かに多くない?死ぬ気で生きて、死ねずにいるよ。なんまいだー。

青春っていう言葉があるらしい。青春っていうものは実在するらしい。いや、俺も話にしか聞いたことねーんだけど。

すぐに散ってしまう桜じゃなくて、何年も散らない桜の季節らしい。

それはそれは美しくて、涙がでるらしい。

知らぬままに終わっていた日々とは、俺の人生そのもので。

今さらなにを知ろうというのだろう。今さらなにを知れるというのだろう。

こんなバカげた人生、空き缶けっ飛ばしただけで終わりになってほしい。

けり飛ばされた空き缶ほどの価値もない人生だけど、その瞬間だけは空を飛べるといい。