冷静に考えると、好きだったものがどうでもよくなるのって辛いよね。
今までいろんな人を好きになり、そしてどうでもよくなった。
今までいろんなものを好きになり、そしてどうでもよくなった。
最近じゃミスチルでさえどうでもよくなり始めている。
結局、好きってなんなのって話になる。
好きになるってどういうこと?っていう話になる。
すべてのものは使い捨てなんですか?
必要なときだけ抱きしめて、不要になったらポイなんですか。
なんかもう俺は、新しく何かを好きになれなくて……江藤愛さんとか、そういう日々の癒やしはいるけどさ。
昔ミスチルが大好きだった頃の気持ちに戻れない。
山ほどのCD、山ほどの小説、山ほどのマンガ、それらが俺を象徴していた。
それが今となっては処分の対象になっている。
あとはCDだけが処分されるのを待つばかり。
一体どうなってしまったんだ俺は。
いや、解るんだ。
結局、アンパンマン現象なんだ。
それは急にくる。あれ?違う?これじゃない!
それ自体は仕方ない。大人でも普通に起きるだろう。
まぁ、単に飽きるともいう。
でも俺の場合、一気にきたからな。
未だに何やってんだ正気かって思うこともある。
残してあるものも、もちろんありますよ。ドラえもん、バガボンド、村上春樹など。
いちばん大量に残っているのがCD。
これはつまり、音楽がいちばん好きだった。音楽にいちばん支えられてきたから。
手放せない。
PCにぜんぶ曲が入っているとしても。
いずれiPodに全曲入れるとしても。
苦しい。
でも部屋を片付けたい。
この葛藤なんですね。
簡単に捨てられるものと、そうでないものがある。
もう先に進まなきゃ……。
昔々にしがみつくばかりで、新しい何かがみつからない。
昔々のお話は、もう忘れるときなんだ。