2000円

ゆるキャンで2000円かぁ……っていうシーンがあるけど。

そういう時代もあったよね。

2000円なんて小学生にしたら大金だ。

マンガを4冊も買える。

小学生の時ってなんで駄菓子屋に行くんだろうね。

中学生になるとパッタリと行かなくなるんだけど。

少しずつ大人になっていくんだね。

親父のせいで人間失格を読む羽目になるし。

10代後半も20代前半も働いていた記憶しかない。

家に金は入れていたし、買いたい物は一つ残らず買っていたけど。

それでも、まとまった金額は貯まった。

そしてその貯金は、マンションを買うために消えた。

年金は貯金をゼロから貯め直すためにほとんど手をつけていない。

ワンピとゲームを買うくらい。

たまにサラダ記念日とか、昔読んだ本を改めて読みたくなる時もある。

今は2000円なんて冗談みたいな金額だけど。

親が死んで貯金が尽きれば、2000円も大金に思える時がくるかも知れない。

ネットフリックスができなくなったら、いよいよ追いつめられていますね。

毎日、駄菓子のカツすら買えなくなったということですから。

俺はこの先どうなっていくのか。

誰にも解らない。

道だけは続いているらしい。

どこで終わるのかは知らないが。