コミュニケーション理論の話。
コミュニケーションでやってはいけないこと、その1。
相手の話を否定しない。
俺は情報番組とかをよく見るんだけど、司会者から話をふられて「それは違いますね」と言う人はいない。
だいたい「そうですね」から入る。
違う意見は「そうですね」って一回受け入れてから話す。
あなたの話は解ります。
でも私はこう思います。
これですよ。
受け入れることが大事。
俺も、けものフレンズはアニメじゃないと言われて傷つきましたよ。
でも受け入れたよ。
そしてなぜそう思うのかを質問しましたよ。
受け入れるのはイエスマンになる訳じゃない。
「あなたがそう思っている」ことを受け入れる。
あなたはそうなんですね、私はこうです。
アニオタも言い合いになると面倒なタイプなので、バチバチになりそうだったら俺が引いていた。
たのしく話ができるフィールドをさがす。
けものフレンズはアニメじゃないを受け入れた、言い合いはしたくない、お前が好きなアニメは何かを訊く。
相手が好きなもののフィールドでバチバチすることはない。
俺が否定的なことを言わなければ。
とにかく揉めたくない。
刀を抜かずに勝つのが本当の強さでしょう。
やわらかい強さで勝つ。
弾力で跳ね返す。
刀を抜いて斬りかかるのが一番簡単なんだよ。
でも抜かない。
戦いたくない。
「はい」
「解ります」
「そうなんですね」
「勉強になります」
刀は抜かない。
力を抜く。
何を言われても力を抜く。
否定しない。
否定することは簡単だ。
そして簡単に揉めごとが発生する。
穏便に済ます。
いかに揉めごとを回避するか。
相手の意見を受け入れた上で、聞き上手になる。
けものフレンズの何がダメなのか。
お前の好きなアニメとどう違うのか。
俺は意見が違う時ほど会話をたのしめると思う。
意見が最初から一致していると。
「おもしろいよね」
「ねー」
で終わる時もある。
俺が好きなものの話をしたくないっていうのもあるし。
お喋りお化けみたいな人の話を否定してくる相手には、だんだん本当のことを言わなくなる。
本当はこれが好きだから言わないでおこうってなっていく。
アニオタもべつに聞き上手じゃないしなぁ。
相手の話を否定しないができていないし。
やっぱり今まで聞き上手な奴は一人もいなかったな。
聞き上手は、接待みたいなもんだから。
相手をいかにしていい気分にさせるか。
笑ってくれたら勝ち。
相手の話を否定しているようじゃ、相手を笑顔にすることは無理でしょう。
まず受け入れる。
その上で自分の意見を言う。
言わなくてもいいことなら、言わない。
自分と違う意見については、なぜそう思うのか聞き上手になる。
聞き上手は万事オッケーな手段だからな。
相手の話を聞く。
世の中のほとんどの人は話すのが大好きですから。
あなたが聞けば聞くほど人に好かれます。