俵万智の話。
かぜのてのひら。
使用済みテレホンカードの穴冴えて思い出せない会話いくつか。
まずテレホンカードに時代を感じますね。
それ以前は10円玉を積んで電話をしていたんだろうね。
電話ボックスも街から消えていきました。
俺はケータイを買うために使ったのが最初で最後かも知れない。
ハタチの直前、親の同意が必要で電話ボックスから家にかけて親を呼び出したのが最後。
今や国民の一人一人がケータイ電話……どころかパソコンとセットになったようなスマートフォンを持ち歩く時代ですからね。
なんか前よりケータイの電池が悪くなってきたような気がして、スマホにしようか考えている。
11年目ですかね今のガラケー。
当時デートしていた女の子と付き合えなかった記念のガラケー。
便利になれば便利になるほど、風情もへったくれもないな。
文学はどうすりゃいいんだ。
マンガやアニメはなんとなくぼやかしながらラインを使っているけど。
メールも今は昔。
本当に手紙を書いている感じで好きだった。
今は親からのメールに分かったっていうだけのメール機能。
電話も薬局から薬の在庫がありませんの電話だけ。
俺ってなんのためにスマホにするんだろう。
スマホが暇潰しになってくれるのか?
アニオタとラインをする日が来るのか?
あいつはスマホを持ち歩かないしラインも数回しかやったことがないとかいうキチガイだからな。
世の中、本当にいろんな人がいるんです。
アニオタみたいな奴もいれば。
俺みたく未だにガラケーにしがみついている奴もいる。
思い出せない会話いくつか。
何を憶えている、俺のガラケー。