永遠に春が来ない

今日のダーリンが、いい人とは何かの話をしていて。

最後に、寝ている仔犬や赤ん坊のなかにあるものが、ほしいものですと書いているけど。

これはだいぶ難しいね。

いちばんらくなのは正直な人であるともいっている。

それでも正直な人もまた誰かを傷つける。

ちょっと正直じゃないくらいが理想的ではないかと言っている。

その、ちょっとの加減が難しいと。

でも、寝ている赤ん坊を抱いている時、それでいいんじゃないかと思う。

鎌倉殿の13人でも主人公が辛いお役目を終えたあとに、赤ん坊を抱くシーンがある。

素直。

他に何が必要なのか。

人は人であるだけで生きていけるのに。

人のようなべつの何かになっていませんか。

どこかの国の大統領だけが狂っている訳ではない。

何かが少しずつおかしい。

やさしいだけでは生きていけない。

まるで、凍える真冬。

永遠に春が来ないかのように思える時代。