日本が誇る文豪

私の唯一にして最大の趣味は小説を読むことです。というかもう、物語ってモンが病的に好きなんですね。なので、マンガとか映画とかも好きです。

小説についていつも話したいと思ってるんですけど、周囲の友達で小説を読んでる人って皆無なんですよね。マンガは好きだけど、小説は読まないなぁ
って人がほとんど。別に小説だって物語なんだし、マンガと大して変わらないんですけどねぇ。

やっぱ絵がないと退屈に感じるんでしょうか。だから小説とマンガの中間のライトノベルが売れるのか。いや、私もラノベ好きですけどね。

今日は読了したばかりの、夏目漱石の『草枕』について書きます。
いや、本当に素晴らしい文章を書きますね。100年ほど前に書かれた小説なんですが、現代で読んでも全く遜色が感じられません。

正直、今の小説家で漱石レベルの文章を書ける人は居ないと思います。
現代の小説って、内容の良し悪しはともかく、文章が軽いんですよね。
時代の違いもあるだろうし、言語も変わってきてるから、差が生じるのは仕方ないとは思うんですが。

主人公は非人情(≒無我)を目指す絵描きで、作中のほとんどは彼の独り語りで進んでいきます。自然に対する表現が素晴らしいんですよね、あげていけば枚挙に暇がないです。何かもう感性に響きすぎて、感想を文章化すると陳腐になりそうなので、この辺りで終了します。

今後、文豪と呼ばれる人物が誕生することはあるんでしょうか?もちろん、現代人の私は現代の小説家に一番期待してます。