人生という迷路

今日、介護福祉の専門学校で実技試験があったんですが(ry
テンションが下がる事を、あえて書こうとは思いません>タメイキ。

恩田陸の『MAZE』を読了。
まさか、一日で読み終わるとは思いませんでした。これの前に読んだのが『草枕』だっただけに、異様に読みやすく感じましたね。

彼女の作品傾向は、私の感性のストライクど真ん中なんですよね。
いわゆるミステリーなんですが、推理小説というより不思議な話の方です。

アジアの西の果てに、『存在しない場所』『有り得ぬ場所』と呼ばれる丘があり、そこに立つ白い建物に足を入れ、帰らぬ者が多数存在する。
果たして、人為か?偶然か?超自然的な存在の仕業か?という話です。

物語が進むうち、軍事施設であることが判明するんですが、それでも説明不能な一抹の謎を残し、物語は終局します。

最終的に人為であるという結論に達しているだけに、一抹の奇妙さが際立つんですよね。ああもう、こういう話大好きですよ私。

不思議な話ってのがドツボなんでしょうね。オーパーツとかたまらんです。
ヴォイニック写本とか、コスタリカ石球とか、三葉虫を踏みつけたサンダル靴の化石とか。科学全盛のこの時代に、科学で説明できないものが存在するっていうだけでワクワクしますね。

「だから、探しに行きましょ」
「何を?」
「この世の不思議をよっ!」

これの元ネタがわかる人は、私と感性が合いそうだw