詩でも書きましょうか〜その4

存在理由

鏡に自分自身が映っているとしても それが生きていることの証明にはならない
鏡を叩き割ったら 映る自分も壊れてしまった
四六時中 僕を監視していて下さい 何が起きるか分かりませんから
見つめられていると 足はすくみ動けない

力任せに振り回したバットは 弱きものを潰し 強きものに敵わず

存在する理由なんて きっと誰にだって分かりゃしないよね
自分用の取説を探すけど そんなもん初めからありゃしなくてさ
地球にだって分からないのよ 自分が生きている理由は
自然災害を年がら年中引き起こしちゃって ゴメンネ

僕の手が君にふれているからって それが生きていることの意味にはならない
一通り孤独を舐め合ったら あっけなく用済みになってしまった
四六時中 僕を鎖で繋ぎ止めておいてくれても良いんですよ もし望むなら
これ以上 何かが起こるとも思えないんですけどね

溢れ出る幸福の泉を両手ですくうけど 次々と零れ落ちて 痛みに変わる

存在する意味なんて きっと誰にだって分かりゃしないよね
哲学書を読み漁るけど 進むべき道を示してはくれないしさ
太陽にだって分からないのよ 自分が生きている理由は
もしワタシの放つ熱がアツすぎちゃったら ゴメンネ 

呼吸を止めずにいる理由なんて 誰にだって分かりゃしないよね
死ぬよりかは 痛みを抱えて生きる方がマシかなってぐらいで
神にだって分からないのよ 自分が生きている理由は
こんな宇宙を軽はずみに作っちゃって ゴメンネ