砂時計を見つめていても、流れる砂は止まらない

怒涛のGWを終え、一人の戦士は長い休息についた。

・・・。

寝言「あなたでさえ、一人で生きている訳ではないよ。だから本当のことを話しなさい。大切な人達に伝えなさい」

・・・。

あんまり夢を見ない時の方が、疲れはとれてる。

夢という機能が何の為に備わっているのかは解らないが、記憶というのは全て脳に残っているんだなと思う。

忘れたのではなくて、奥の方の引き出しに仕舞われてしまっただけ。

意識が失われている睡眠状態の私は、きっと記憶の倉庫を彷徨うのだ。

ずらっと並んだ引き出しの群れを眺めて歩く。たまには埃の積もった薄暗い方へ。

そうして古い引き出しを開けてみる。あの頃になってしまった“今”がそこには仕舞われている。

だからきっと、不思議と懐かしい夢を見たりするんだ。

目覚め。生きている証。

あなたが明日も生きている保証はない。私が明日も生きている保証はない。

だから何だと言うのだ?死ぬまで歌ってやるよ。死ぬまで笑わせてやるよ。