流れゆく命と私

時間が経つのが早すぎる。

時間が経つのが早いと、嫌なことも早く過ぎてくれるから、それはいい。楽しいこともだけどね。

命の砂時計を見ることは出来ないから、後どれくらい時間が残されているのか解らない。

解ったら解ったで、底知れない恐怖だろうけどね。

普段は忘れているものだ、自分がいつか死ぬってこと。

いつかこの世界から、跡形もなく消えてしまうんだってこと。

何の因果でこの星に生れ、消えていくのか。

今日の夜明けがやけに美しかったのは、何故だろう。

醜い。そう思うも人の心。美しい。そう思うも人の心。