永遠は無いから、少しでも長くあなたといたい

生きている。そう、私はまだ生きている。

勝手に死はやって来て、当たり前の顔をして私を連れ去っていくだろうから、こちらから望む必要はないさ。

この宇宙が始まってから終わるまでの、永劫にも等しき時。その僅かな、本当に僅かな一瞬に出逢えた奇跡。

まさに奇跡なんだよ、これって。

嫌いな奴も、好きな奴も、私が生涯で出逢う全ての人。宇宙が瞬きしている、その瞬間に顔を合わせてんだから。

めぐりあわせ。それがどういう風に決まっているのかは、誰も教えてはくれないけれど。

確かなことは、今も私は生きているということ。

出来ることを、一つでも二つでも三つでもやっていこう。

今日、一眼レフカメラを親父から貰った。使いこなせるかは完全に未知数。

私は何しろ絵が描けないので、その代わりに写真とかカメラには多少なりとも興味があったのだ。

今は二度と来ないから、今という時をしっかりと焼き付けたい。

あなたも、私も、確かに此処にいたのだと。