その城はなぜ作った?守る為か、招き入れる為か

動かないな。現状が。

どこまで続く?こんな日々が。変わらぬ昨日、今日、明日。

人と言葉を交わせば衝突ばかりだ。

我が強い、個性が強い。それらによって得したことなど一度もない。

本当は普通になりたかった。もう諦めたけど。

普通に生きていくこと。それが一番楽なんだと思う。

普通というレールの外は、茨の道でしかない。

針の筵。足を踏み入れるだけで血だらけだ。

いつだって何かと戦ってる。本当はもう、勝ち目がないって気づいてる。

村上春樹はこう言った。“高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ”

正解が何なのかは解らない。でも、立ち向かい続けるのが人生なんだと思う。そして、どこかの時点で、敵だと認識したものを許さなければならないということも。

許す。それが人生における最大の主題だろう。

自己を確立することは容易い。が、他を認めることは困難を極める。

いつどんな時も、他者は傍にいる。端に逃げられない、この地球の上で。

堅牢な城に逃げても、絶えず人はやって来る。