何も無い場所から、何もかもを始めよう

凄い疲れた。

疲労感に押し潰されそう。

また明日も、何か早いし・・・。

今死んだら、私の人生には本当に何の意味も無かったな。

愚痴ばっかり、文句ばっかり言ってさ。

驕りと慢心。

他人を許さず、自分に甘い。

誰かの優しさを信じず、冷淡で毒ばかり吐いた。

でも、君は・・・。

君に対してだけは、心に曇りを感じなかった。

透き通るような純粋さだけを感じた。

私も昔は、含羞みやすい純粋な少年だったような気がする。

いつからか――――

純粋なままでは、生きられなくなった。

信じることより、拒絶することを選ばざるを得なかった。

君を見ていると、昔の自分を思い出す。

もし君が私を選んでくれるなら、その無垢な心を死力を尽くして守り抜きたい。

私には君が、私が生きる上での最後の希望に思えてならない。