何でこんな最悪な状態で、生きなきゃ成らんのだって思う。
肉体と精神という、生きる上での二本柱が、両方とも朽ち果てそうだとは。
自分だけじゃなく、他の誰もが何かを抱えながら、生きているんだとは思うけど。
表面に出て来ない、或いは隠している、人生のマイナス要素。
気付いてあげられない、解ってあげられない。
・・・。
五体満足で生まれ、脳に障害も無いという、いわゆる“普通”も、本当は普通じゃないし、十分に恵まれているんだ。
両手や両足を欠損した状態で生きる苦悩は、計り知れない。
やっぱり、色んな人が居るんだなって、街を歩いているだけでも感じる。
あなたは、幸せですよね?
あなたは、不幸せですよね?
どうして、決めつける事が出来る。
本当は、解っているのに。
他者と自分を、勝手に比較するから・・・。
幸せだの不幸せだのっていう、幻想が生じるんだって。
・・・。
人生の宿題は、難し過ぎる。
謎解きは増減を繰り返しながら、生涯続く。