最後の戦い

もし今、死んでも。

今まで生きて来た24年間に、悔いは無い。

けれど――この先に対しては、やはり未練がある。

ああ・・・しかし・・・。

「なぜ、戦いの中で死なせてくれん」って、誰の言葉だっけ・・・ワンピースか?

不自由を抱えて無様に生き長らえるくらいなら、戦って死にたい。

私は、己の信念を今際のきわまで貫き通して・・・最期の時を迎えたい。

でも世の中には、身体の欠損を抱えながらも、本気で生きている人達も居るんだよな。

本当の幸福が何かなんて、たった1つの正解が在る訳じゃない。

let it be...

let it be...

let it be...

それにしても、あいつからメール返って来ないけど、まさか死んでないだろうな?

あいつの過酷を前にしては、私の苦悩など微々たるものでしか無い・・・。

「生きているだけで幸せ」なんて言葉、お前が如何に楽して生きて来たかを、声高々に自慢しているようなもんだ。

・・・。

人にしか、傷つけられる事は無い。

けれど、結局は人にしか救われる事は無い。

・・・。

時期が来たら、家で取っている新聞社に詩を投稿しよう。

毎朝、投稿の詩を載せるコーナーがあるんだ。

日本中には届かないけど、私を知る誰かの眼に留まる可能性は、ゼロじゃない。

自由に文章で、表現が出来る国で良かった。

遺作になるかも知れない。

というか、クオリティが足りずに、選者に弾かれる可能性もあるけど・・・。

自分が生きた証を、ほんのごく僅かでも歴史に刻み付けたい。