虚無の壁

見えない虚無という壁が、私と世界を断絶させている。

いつの間にか、強固な障壁と成った。

私の言葉は正確に伝わらず、誰かの優しさは半減されて届く。

こんな邪魔な物、誰が作った?

作り上げたのは、自分の意識に決まっている。

家族でさえ、他人の寄せ集め。

何を信じて。

何の為に生きる。

明日もまた、目覚める理由が無いのなら。

今日この瞬間に消え去っても、何ら差し支えないという事。