何度生まれ変わっても、君とは釣り合わない

じゃあ、どういう人生が良かったんだよ?って言われても。

ずっと面白くて、楽しくて、素晴らしい仲間に囲まれて。

何不自由なく、暮らして来たら・・・。

多分、他人の心の痛みを解さない、リア充の出来上がり。

別に、リア充が悪い訳じゃない。

リアルが充実してて、何が悪い!・・・ごもっとも。

でもやっぱりね、本気で苦しい思いをしないと、ハンデを抱えながら生きる人の気持ちは、絶対に理解できないんだ。

想像の域を出ないから、不用意な言葉で更に心を傷つけ、知らず知らずの内に、精神的にどんどん追い詰めていく事に成る。

・・・まぁ、でも。

生まれつき、聖人君子や聖母様のように、素晴らしい人格者は居る。

どんな経験を積んでも、結局は人間的にクズな奴も居る。

勿論、一概には括れんわな。

頭では解っていても、お前は〜だから、〜な人間なんだって、言ってしまうしなぁ。

難しいよなぁ、本当にさ。

・・・。

自分と同じ存在が、この宇宙に1人も存在しない事実を冷静に考えると、身震いするほど怖ろしい。

自分と同じでは無い存在の思考なんて、解る訳が無い。

相互理解なんて、ただの幻想に過ぎず。

解り合えたふりしたって、私達は拭えぬ孤独を抱えながら。

淋しさに震えて、生き続けるしかないのかって・・・。

話せば、話すほど。

書けば、書くほど。

他者が、遠のいて行くような気がして。

解り合う為に作られた言葉が、解り合えない最大の理由に成っているような。

・・・。

自分の物に成ればいい。

自分だけの物に成ればいい。

ああ・・・そうやっていつも、邪な思考が浮かばないように。

心に、錠を下ろせぬものか。