新譜暇潰し、こんなの信じてたなんて・・・って思う瞬間が。
本当に在るから、困る。
ずっと好きでいるのって、実は難しいんだ。
でも本気で好きなものって、理屈じゃないんだ。
好きに成ったのに理由が無いなら、嫌いに成るのも理由が無くて。
いつの間にかズレが生じて、埋まらない溝と成り果てる。
向こうが悪いのか、私が悪いのか。
どっちの感性が、残念に成ってしまったのか。
或いは両方とも、ダメに成ったのか。
何故だか・・・ある時から、ふっと解らなく成る。
昔からずっと、ずっと、ずーーーーーーーーーーーっと好きなものも、在るけど。
そういう生涯に渡って愛し続けられるものは、極々僅か。
2つ3つ、在れば良い方なんじゃないかな。
とは言え――――
どれだけ愛が深かったにせよ、いつ気持ちが変わるか、解らないけどね。
今この瞬間に関して言えば、確かにそうなんだろうけど。
生涯に渡って愛し続けていくって、信じ切っているけど。
少なくとも、これを書いている時の私は、そうだと思っている。
同じ自分じゃ、居られない。
世界もずっと、同じじゃ居られない。
変わっていく。
何かもかも、変わっていく。
永遠なんて信じたら、馬鹿を見る。
「いつまでも、好きだよ」なんて、寒気がする。
こういう風に思う事で、昨日まで大好きだった何かや誰かを全否定する事に、良心の呵責を感じたくない。
心変わりを、罪だと思いたくない。
いつか苦しみの時が来るなら、初めから何も信じたくないよ、もう。
他人を微塵も信じずとも、生きてはいけるが。
自分さえも信じられなく成ったら、本格的に終わりだな。
自分が自分を、信じてやれなく成ったら。
誰も最後まで、私を信じ続ける奴が居ない。
ただの1人も、居なくなる。
世界中の人間に、見放されて、見限られて、見捨てられても。
私は私の事を、最後の最期まで信じなくちゃ。