チサの葉一枚の、なぐさめが欲しくて

太宰治の『二十世紀旗手』を読了。

凄いね、ほんとね。

狂ってる私が読んでも、この小説は狂ってる。

それでも読んでいて落ち着くのは、私の思考がとっ散らかっているからだろう。

僭越ながら、太宰と私は似ていると思う。

自信過剰で、自意識過剰で、吠えるだけ吠える、意気地なしの死にたがり。

そして文学に対する、深い深い愛。

私も何か書こうか。

積極的な創作意欲って奴は、ここ何年かで消え失せたけど。

このブログは時折、小説のようであったり、詩のようであったりするでしょ。

日記とは全く関係ない、完全なる作り話が混じっている。

それは要するに、作品の断片なんだ。

時間をかけて練り上げれば、何らかの作品として出来上がる。

ただ私は、作り上げる気がない。

だから、パーツだけ書いて満足。後は放って置くだけ。

私にとって文章を書くという行為は、希望でもあり絶望でもある訳で。

けれども根底には、消えることの無い愛がある。

だから私は性懲りもなく、今日も書くのでしょう。