楽しんだもん勝ち

自分が高く価値を置いたものに、囲まれて暮らす。

それが理想形。

私はヲタ連中ってのは、凄く恵まれた人達なんだと思ってる。

好きで好きで、これがあるから生きてて。

発売日がいつでとか、催しがいつでとか、次の楽しみのために生き続ける。

素晴らしいじゃないか。

私はそういうの、無いからなぁ。

何か災害が起こって、私の持ち物が全て消えたとしても。

「処分する手間が省けました、ラッキー☆」って思うかも知れない。

家財道具とか、電化製品とか、そういう生活に直結する物は別としてさ。

趣味で集めてたもんは、結構どうでもいいっていうか。

在れば在るで嬉しいけど、無きゃ無いで何とかなりますけどっていう。

・・・。

人に恵まれれば、リア充で。

趣味に首ったけなら、ヲタ充で。

私からすれば、どちらも幸せ。

両方そろってるなら、もう最高。

・・・。

私は、何が欲しいんだろうね?

別に今さら欲しいもんも、思い浮かばないけど。

でも何かを嗜好して志向しなきゃ、面白くないでしょ。

生きる屍じゃあるまいし。

悟りきった聖者じゃあるまいし。

・・・。

人と会うのも面倒で、電話での誘いに2回居留守を使ってしまった。

かったりぃと思って、鳴っても無視した。

こんなことばっかりやってたら、次第に誘われなくなるだろう。

定期的な集まりも、私がやるよ!って言い出さなきゃ消滅するだろうし。

友達100人作るんじゃなかったのか。

この分じゃ、両手で数え切れる人数で終わってしまうぞ。

「いろんなもの見てね、籠りっきりにならないでさ」

このセリフは効いた。泣いた。

何かに突き動かされるように、私は進み続けるしかない。