誰でも無いから、何にでも成れる。
・・・。
私がmixiを高く評価している理由の1つは、コミュニティの存在。
自分がどれだけ自分のことを知ってるかって、本当は高が知れてんのよ。
知っててもいいし、知らなくてもいい、大した問題じゃない。
だけど私は、自分のことを把握しておきたいタイプの人間なんだろう。
時間を置いてからコミュニティ一覧を眺めると、少し客観的に自分を見つめられる――それはまるで、全く別の誰かを知ろうとする時のように。
かつてのマイミクの1人は、コミュに1000(限度)まで入った後に、そこから今度は逆に減らしていき、最終的には1にするという手法で、自分を知ろうとしていた。
好きなもの、嫌いなもの、主義、主張・・・1000あったそれらの内、本当に必要で大切なものは何だったのか・・・非常に興味深く、私はその話を聞いた。
世の中には、色んな人がいる。
寧ろ自分のことなんて全く知ろうとしない方が、幸福に暮らせるのではないかとも思うよ――誰でも無いから、何にでも成れる――自分を知るということは、自分に対して制限を設ける意味合いもある。
人間の資質や才能など、酷く曖昧でぼんやりとしたものだ。
無理だと思うから、無理に成る。
何でも出来ると思ったっていい。
“大人になれよと、誰もが言う”
社会という枠組が私に押し付けようとして来たものは、酷く滑稽にすら思える。
まぁ、一度死んだも同然の命。
今までとは全く違う側面から、この世界にアプローチを仕掛けていくのも一興。