ポンコツの居場所は、スクラップ工場

現在、サポートステーションで、色々と無料でやらせて貰っている。

あの場所は、ハロワとは関係ないらしいね。

職業適性検査、というものがあって。

私の適性が、数値となって突き付けられる訳です。

まぁ、予想通りというか・・・数理が死ぬほど低くて、言語がその逆。

その他は、平均か若しくはやや下って所。

数学が苦手なのは、24になっても何ら変わらん訳ですな。

解いたのは数学っていうか算数レベルなんだけど、文章問題の正答数が4という。

おいおい、現役の小学生に劣る勢いだな。

四則の計算の方が、まだマシだった。一瞬、割り算の解き方に戸惑ったけど。

私は全てに於いて――自分のペースが保てる環境で、私自身が腹の底から理解した上でないと、上手くこなせんのです。

時間制限がある中で、急に「はい、これやってね」ってなると、もうアカンのです。

認定試験の時、私が数学で100点取れたのは、ほんっとーに問題の解き方を、心底から理解できたからなんだ。

要領がねぇ、死ぬほど悪いんだよ。

1を聞いて10を知る人間がいる一方で、私のように0.1しか解らん人間もいる。

他人の10倍努力して、ようやく一般レベルに到達できる訳だ。

他人より劣っているという自覚があるから、私は手を抜かないのであって。

慢心した瞬間に、砂の城が崩壊することを私は知っている。

だからあの4年4ヶ月、私は常時ピリピリと神経を張り詰め、ぶっ倒れるほど頑張ったんだよ、それこそ命を削ってな。

本当に要領のいい奴には、敵わない。

でも敵わないから諦めるんなら、今すぐ死んだ方がいい。

生きている意味が無い。

だからスクラップ工場に送られたって、また社会の中に戻って来たんだよ。

まだ戻り切れてないけど、何らかの形でこの社会の中に居場所を見つけようとしている――無いかもしれない、在るかもしれない、それはまだ未知数だが。

今まで劣等感と怒りを燃料とし、ガムシャラにロケットを飛ばして来た。

でもやっぱりこれらは、無限動力じゃなかったんだ。

何より機体が疲労し切って、途中で墜落してしまう。

だから今後は、一切の力を抜く。

力を抜くということは、喜怒哀楽を爆発させずに、大人しくさせておく。

とにかく疲れないように、苦しくならないように。

一度私は限界まで爆発させたし、そういう経験はもう不要。

何事も経験ではあるが、二度も三度も要りません。

誰かに認められたくて、仕方ないんだろう?

でも本当の本当は、自分自身に認めて貰いたくて、頑張って来たんだろう。

誰かに高い評価を与えられた上で、初めて自己容認できるんだって。

もう最初に、自分で認めてしまえばいいだろう。

「私は、私でよい」

「私は、存在していてよい」

たったこれだけのことが自分に言えなくて、泣きながら生きて来たのか。

だけど、それでもいい。

「過去と未来、あらゆる状態の自分を包括した上で、私は私でよい」

それが言いたくて言いたくて、今まで・・・。