語りえるものについては、開口しなければならない

昨夜の6時半に始まった忘年会が、昼を過ぎてようやく終了。

長い長い長い、あまりにも長い。

今生の別れを予期した晩餐のように、言葉が絶え間なく紡がれていった。

喜怒哀楽の滴が零れ落ちてしまう前に、それを掬い上げて感情を表現する。

人が生きるとは、こういうことだ。

人が生きていくとは、こういうことだ。

感情を言葉にして伝えようとしなければ、何一つ伝わることはない。

言葉にせずとも伝わるだなんて、テレパシーじゃあるまいし。

私は言葉の持つ可能性を諦めないから、沈黙を解いて口を開く。