有名な話だが、夏目漱石はI Love Youを月が綺麗ですねと訳している。
私はこのエピソードを聞いた時、衝撃を受けすぎて失神するかと思った。
I Love Youを、私はあなたを愛していると訳すのは簡単だ。
夏目漱石の訳は、愛とは何かの一歩先へ踏み込んで日本語にしている。
だから私は驚愕のあまり、電撃が体を突き抜けたのです・・・。
空気感とか、心情とか、淡い恋心とか、そういうものまで伝わってくる。
情景を想像しただけで、読み手をときめかせるんだから、流石は日本一の文豪。
次元が違いすぎて「参りました」と言う他ない。